最近、例の流行り病の感染爆発で普段から聞いているラジオのパーソナリティもコンビで感染して自宅療養になったという話を聞いた。
その日は代役で別のお笑いコンビが出ていたのだが、その相方も濃厚接触者になってしまったとのことで自宅からオンラインという形で出ていた。
それに対してスタジオにいる別の相方が「オンラインで出演できるんなら(感染して自宅療養しているパーソナリティも)通常通りラジオできたんじゃないの?」とツッコミを入れていた。
その話を聞いて「まあそうだよな確かに。」と一瞬納得したのだが、よく考えたらこの考え方って究極にブラック労働な考え方だなと気づいた。
自宅でも仕事ができる=仕事から逃れられない
在宅でオンラインで仕事ができるということは究極自宅にいる限り仕事ができるということだ。
つまり感染力の高い例の流行り病であっても、症状がそれほど重くなければ自宅にこもって仕事できるやないかという話になるのだ。
実際、今流行してるやつはほとんど無症状か軽症ということなので、仕事をやろうと思えばできると判断されたら自宅療養しながら仕事させることができてしまう。
これって例の流行り病が流行する前まであった「風邪でも休めない」に通じるものがあるのではないか。
無症状ならともかく、何をもって軽症だから自宅からオンラインで仕事できるだろ?と判断されるかは
人によってさまざまだろうし。
38℃とか40℃超えの熱が出ていて咳が止まらないくらいの重い症状であってもかつてはそれでも休まずに出勤して仕事していることを武勇伝のように語る人がいた。
自宅でオンラインで仕事できる状態というのは、下手すると究極のブラック労働につながるのでは?と
怖くなった。
病気にかかったら無症状だろうが軽症だろうが仕事休んで療養するのが当然だ。
これから先感染状況がどうなるかわからないが、自宅からオンラインで仕事できるというのが定着してくると今まで以上に「休めない」労働環境が誕生するのではないかと危惧するばかりである。